〈福岡から〉ヒヨドリから野菜を守る、レジ袋大活躍
ヒヨドリから大切な野菜を守る工夫を久留米市の市岡文子さんから聞いてきました。
やり方は、ハクサイやブロッコリー、カリフラワーなどヒヨドリに狙われる野菜に、スーパーのレジ袋をひょいっと被せるだけ。ヒヨドリが野菜にやってくるようになったと感じたら被せます。袋の持ち手部分を株元や茎に結び、風に飛ばされないように固定します。大きいレジ袋のほうが余裕があっていいそうです。畑はレジ袋を被った野菜が並ぶおもしろい光景に。
大事なのは、袋の底に三cmくらいの切れ目を五~六カ所以上入れること。野菜の蒸散作用で袋の内側に水滴がたまるのを防ぐためです。野菜に袋を被せた状態でハサミを入れると楽ちんです。昼間は特に蒸れるので、袋を時々揺すって水滴を落とすようにします。
レジ袋で覆ってやると、ヒヨドリは野菜を見つけることができないのでしょうか。被害がピタッとなくなったと文子さんはニコニコです。
*月刊『現代農業』2013年1月号(原題:ヒヨドリから野菜を守る、レジ袋大活躍)より。情報は掲載時のものです。