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〈山梨から〉とんがり帽子でアワノメイガを撃退

農文協の職員が、全国の農家・農村を訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

とんがり帽子でアワノメイガを撃退

 無農薬で野菜やイネをつくる韮崎《にらさき》市の椎野弓子さんは、アワノメイガからトウモロコシを守るために、雌穂に「とんがり帽子」を被せています。5年ほど続けていて、たしかに効果があるそうです。 

 とんがり帽子は手作りします。A4サイズに折った広告チラシを、くるくると円錐状に丸めてテープで留めるだけ。受粉後の雌穂にスポッと被せてあげればできあがりです。

 椎野さんはトウモロコシを毎年500本ほどつくっていて、帽子を被せたところは一切被害なし。しかし、昨年は帽子が100個ほど足りず、被せてもらえなかったトウモロコシはアワノメイガの餌食になってしまったのだとか。

 トウモロコシを無農薬でつくりたい方には、費用がかからないとんがり帽子がおすすめです。

*月刊『現代農業』2022年6月号(原題:とんがり帽子でアワノメイガを撃退)より。情報は掲載時のものです。