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【病原菌を抑える輪作】ネギ→ジャガイモで肌がきれいに

ネギ→ジャガイモで肌がきれいに

執筆者:山村和弘(京都府京田辺市)

『現代農業』2026年5月号「ネギ→ジャガイモで肌がきれいに」より

病斑がなくなってツルッ

 両親と一緒に代々受け継いだ田んぼと畑をやっているやまむファームです。栽培規模は水稲30a、露地野菜10a、果樹5aです。露地野菜は少量多品種で、輪作計画がパズルのようになり毎年頭を悩ませています(それが楽しみでもありますが)。

 そのなかでも5年ほど前から続けている輪作パターンが、白ネギの後作に春作のジャガイモを栽培する、です。病原菌を抑制し、肌のきれいなイモをつくることが狙いです。

そうか病のジャガイモ。表面に病斑ができた
そうか病のジャガイモ。表面に病斑ができた

 白ネギは7月定植で、1月収穫。ジャガイモは2月下旬~3月植え付けで、6月収穫です。白ネギの収穫が終わったタイミングが、ちょうどジャガイモの植え付け時期と重なり、偶然やってみたことがきっかけです。

病原菌を抑える輪作
病原菌を抑える輪作

 たまたまでしたがこの順序で栽培したら、そうか病のような病斑に悩まされていたジャガイモの肌が、ツルッとしてきれいに仕上がりました。後で調べたところ、ネギの根圏微生物が土中の病原菌を抑える働きがあることを知り、理にかなっていたのだと実感しました。ネギの残渣もそのまま畑にすき込んでいます。以来、場所をローテーションしながらですが、毎年この順番にしています。土地の有効活用としても非常に効率がよいと思います。

白ネギ。7月に定植して1月に収穫
白ネギ。7月に定植して1月に収穫
ネギ→ジャガイモで肌がきれいに
ネギの後作で、2月下旬に植えたジャガイモを6月に収穫。肌がきれい

 白ネギ栽培では生育中に何度も土寄せを行なうため、収穫後のウネは土が深く耕され、柔らかく空気を含んだ状態になっています。フカフカの土のおかげでイモの肥大もよいように感じています。

2026年5月号の巻頭特集「病害虫に強い 土を育てる 最強輪作パターン」には、以下の記事も収録されています。

・輪作で土が育つ、病気も減る 久保寺智

・輪作で意識するのは「科」だけではない 林重孝

やっぱりネギ! 病気に強く、お肌きれいに

・大麦、タマネギを挟んでサツマイモの黒斑病を克服 福間友英

トウモロコシは最強! 深い根張りで排水改善

・ブロッコリー・カリフラワーの前にひと稼ぎ 真夏の総ヤングコーンどり栽培 豊嶋和人

・水はけ改善、小麦増収、帰化アサガオ減…… 子実トウモロコシで水田輪作がうまく回る 安居誠

・根がすごい、有機物も大量に補給 子実トウモロコシが輪作の救世主に 東山哲智 

・ブロッコリーの根こぶ病対策 田畑輪換できない畑はスイートコーン 坪倉昌

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現代農業 2026年5月号

特集:病害虫に強い 土を育てる 最強輪作パターン

定価
1,100円 (税込)