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〈宮崎から〉キャベツとレタスの交互植えでチョウが減った

農文協の職員が全国の農家・農村を営業活動で訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

キャベツとレタスの交互植えでチョウが減った

 五ヶ瀬《ごかせ》町の甲斐《かい》友子さんは家庭菜園で何種類も野菜を栽培していますが、キャベツの虫食いには特に困っていました。ネットをかけてもチョウが入ってきて卵を産んで、イモムシやケムシが葉を穴だらけにしてしまっていたそうです。

 家族が食べるキャベツにはできる限り農薬を使いたくないと、株間に苦み成分のあるレタスを植えることを思いつきました。

 キャベツはマルチを張って、株間30cmで1条植え。その株と株の間にレタスを植えていくので、キャベツ・レタス・キャベツ・レタスと15cmごとの交互植えになります。定植は同時ですが、レタスのほうが早く育ち収穫できるそうです。

 おかげで最近は、キャベツの葉をめくったときにようやく卵とアオムシを発見、という程度に収まるようになったとのこと。チョウやアオムシが一気に減ったわけではないけれど、効果が実感できたそうです。

*月刊『現代農業』2023年9月号(原題:キャベツとレタスの交互植えでチョウが減った)より。情報は掲載時のものです。