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〈広島から〉香り華やか、手づくりバラジュース

農文協の職員が、全国の農家・農村を訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

バラジュース

 家の周りでたくさんのバラを育てる広島市の三谷《みたに》桂子さん。バラは見て楽しむだけじゃなく、ジュースにもして楽しんでいます。「味も香りも華やか」だという、絶品バラジュースの作り方を教えてくれました。

 5月上旬、少し花が開いたくらいの一番香りの強い時期に、花首から摘み取ります。よく洗って目立つガクだけを取り除いたら、沸騰させた湯1Lに1kgほど入れ、中火で一煮立ち。ザルで花を全部上げて取り出すと、薄ピンクのジュースが残ります。冷める前にグラニュー糖3カップとクエン酸大さじ1杯を加えると、鮮やかなピンクに早変わり。水や炭酸水で割っていただきます。

 三谷さんおススメの品種は、ピンク色で大輪の「ガートルードジェキル」。香水に使われるほど香りがいいそうで、この品種だけはジュースのために無農薬で栽培しています。

 このバラジュース、大学生になるお孫さんが大好きだそうで、毎年作って送ってあげています。「僕のおかげでおばあちゃんはボケないんだねなんて言うのよ」と楽しそうに笑う三谷さんでした。

*月刊『現代農業』2022年5月号(原題:香り華やか、手づくりバラジュース)より。情報は掲載時のものです。