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(福島から)サトイモ逆さ植えを確実に成功させる方法

農文協(現代農業を発行している会社)の職員が、全国の農家・農村を訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

サトイモ逆さ植えを確実に成功させる方法

 福島市の須田博さんは、直売所で販売するサトイモを「逆さ植え」で植えています。10年ほど前に『現代農業』で読んでから続けているそうで、収量が上がったと絶賛していました。

 須田さんの場合、逆さ植えでまず育苗し、芽出ししてから本畑へ植えるのがポイントです。3月中旬、畑に作った苗床に、種イモを下に向けてびっちり敷き詰め、5cmほど覆土して黒マルチ。5月中旬にマルチを剥がし、地上に出るか出ないかくらいの芽が見えていれば苗の完成です。

 本畑のほうは、高さ30cmほどのウネを立てて穴あきマルチ。移植ゴテで5~10cmほどの穴を掘って苗を植えます。逆さ植えサトイモは大株になるので、株間60cmの疎植にします。

 逆さ植えは出芽揃いに不安のある人もいますが、須田さんのこのやり方だと欠株のない立派な畑になるそうです。1株から10cmほどのイモが10個以上つくこともあり、「『現代農業』で一番重宝した記事ですよ」と須田さん、喜んでいました。

*月刊『現代農業』2022年4月号(原題:サトイモ逆さ植えを確実に成功させる方法)より。情報は掲載時のものです。