果菜の作業コツのコツ 連載記事一覧 【目からウロコ 果菜の作業コツのコツ 】Vo.10 接ぎ木直後はしおれたほうがいい 2023-02-02 現代農業に2004年から14回にわたり連載した「果菜の作業コツのコツ」を週1回(全14回)期間限定でお届けします。キュウリの大産地、宮崎県の研究者だった著者の経験と観察、農家との付き合いの中でつかんだ果菜つくりの極意が満載です。とくに、「苗は買わないで自分でつくるよ」という方、必見です。 元宮崎県総合農業試験場・白木己歳 穂木は苗の頭が後ろに倒れるくらい切り込むのが最大のポイント 名人の接ぎ木は活着のレベルが違う 今回は接ぎ木の話。接ぎ木のうまい下手は、活着(癒合)させられるかどうかということだけではない。いかに早く活着させられるかでもない。活着のレベルにある。同じ活着でも活着のレベルに高低差があるのだ。接ぎ木は、数カ月先の果実肥大期のことに思いをはせて、ピシッと活着をさせなければならない。 果菜は果実の肥大にともなって急速に蒸散量が増える。たとえばスイカの場合、着果後三〇~四〇日目ころの一日の株当たり蒸散量は六lに達する。そういう時期になったとき、根からスムーズに水を上げるには、台木と穂木の間に十分なスペースの、すべりのよい連絡路が必要である。そのために、台木と穂木をピシッとつなげる必要があるのだ。 苗の頭が後ろに倒れるくらい切り込む 図2 呼び接ぎの方法 この記事の続きはルーラル電子図書館をご覧ください *月刊『現代農業』2005 年1月号(原題:接ぎ木直後はしおれたほうがいい)より。情報は掲載時のものです。 【果菜の作業コツのコツ】公開予定 ナス類はバラまきでも大丈夫! 12月1日ウリ類は列をそろえてタネをまく 12月8日(公開終了)まき箱での湿害の防ぎ方 12月15日(公開終了)かん水のハス口は上向きか、下向きか 12月22日(公開終了)苗に水を均一にかけるには? 12月29日(公開終了)ポット床土の土粒は不均一がいい 1月5日(公開終了)床土の肥料は流れるのがあたりまえ 1月12日(公開終了)液肥は濃いめのものを回数少なく 1月19日(公開終了)液肥は播種時にかけるべし 1月26日(公開終了)接ぎ木直後はしおれたほうがいい 2月2日(公開終了)断根接ぎ木は当日までの天気で決まる 2月9日(公開終了)鉢上げは苗を寝かせろ 2月16日(公開終了)「よい苗」はポットとセルではちがう 2月23日(公開終了)定植後からの防除では遅すぎる!(最終回) 3月9日 農業情報サイト「ルーラル電子図書館」個人会員の方は、全話を【閲覧期限無し・まとめて】お読みいただけます。≪果菜の作業コツのコツ(準備中)≫ ★お申込みは田舎の本屋さんより受付中!期間限定で、お得な「現代農業」セットプランを販売中! ★いきなり申し込まずにまずは試したい…という方は、「ルーラル電子図書館 無料お試し版」がオススメ!利用開始より期間は3日間、30ページ(30ポイント)まで無料でご覧いただけます。契約の自動更新はありません。 \\詳しいご説明はコチラ// Tags: 接ぎ木, 果菜, 白木己歳