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(岩手から)保温ヒーター不要、風呂の残り湯でえひめAIをカンタン発酵

農文協(現代農業を発行している会社)の職員が、全国の農家・農村を訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介!

保温ヒーター不要、風呂の残り湯でえひめAIをカンタン発酵

 二戸《にのへ》市でスプレーギクやイネなどを栽培する馬場弘行さん。イネの食味アップを狙った流し込みのほか、浄化槽や生ゴミのニオイ消しにえひめAIが欠かせないといいます。本誌でおなじみの、この手作り微生物資材を作るには、三五~四〇度の温度を一週間キープしなければなりません。それには、熱帯魚用の保温ヒーターなどが使われますが、馬場さんはその温度管理をお風呂の残り湯に「任せて」います。

 やり方は、二〇l容量のバケツにえひめAIの材料(砂糖一kg、ドライイースト二〇〇g、ヨーグルト一kg、納豆三粒、ぬるま湯一五l)を入れたら、バケツの高さの三分の二くらいまでお湯を抜いた浴槽内に置き、バケツにも浴槽にもフタをして、翌日の夕方に風呂掃除をするまで放置するという方法です。これを一週間繰り返せばえひめAIの完成です。

 馬場家では、その日最後に風呂に入った人が、浴槽の中にバケツを戻すというルールがあるそうです。

*月刊『現代農業』2016年7月号(原題:保温ヒーター不要、風呂の残り湯でえひめAIをカンタン発酵)より。情報は掲載時のものです。